唄用(ドレミ調)の笛は、民謡や童謡で練習するのに適しています。
8本調子の笛がC調なので、ハ長調の楽譜と合って使いやすいです。最初は手軽な笛でもかまいません。プラスティックの笛は、取り扱いや、音の安定性にはすぐれていますが、竹の音ではないので、普及品の竹笛の方がいいかもしれません。笛を続けられる見通しがついたら、長く使える良い笛をお求めください。
使用後は乾いた柔らかい布で表面を拭いておくことを基本に、時々、つゆきり(たこ糸の片端に重り反対側にガーゼのついたもの)で内部を軽く拭きます。
ただし唄口が傷つかないよう、ていねいな取り扱いをしてください。
篠笛は自然の素材でできているため、気をつけないとヒビが入ったり、割れたりします。具体的な注意点としては次のようなことが挙げられます。
ただし、篠笛によっては購入したときの価格より修理代の方が高くなる場合があります。高価な篠笛か愛着のある篠笛でなければ買い換えた方が安くつく事もあります。
篠笛では、同じ音が続くときにフルートなどの管楽器のように「タンギング」(舌で音を区切ること)を行わないのが基本です。その代わりに、指穴を開けてすばやく戻したり、開いた指穴を一瞬閉じたりして音を区切ります。これを「打ち指」と呼びます。「ピーヒャララ」の「ヒャララ」は、「打ち指」によって生まれる響きです。
「メリ」「カリ」は、唇または指で音程を微調整することです。篠笛は吹く角度で音程が変わりやすく、内側に回すと低く、外側に回すと高くなります。
おぼえたい場合は実際の演奏を聴いて覚えるか、吹いている人に教えてもらうしかありません。
基本的に、右小指側から左手側に向かって指孔を1個、2個… と開けていくのを「一,ニ,三,四,五,六,七」と数えます。すると「一ニ三四五六七」で出る音が「ド、レ、ミ、ファ、ソ、ラ、シ」と同等(移動ド唱法)になりますので、数字で音を書き表すことになりました。低音を漢数字、高音をアラビア数字で表記します。
下の写真は弊社で販売している7穴8本調子の篠笛を比較したものです。 上から、篠笛・蘭情、篠笛・竹心、篠笛・FURYU-8、 篠笛・秀山(プラスチック篠笛)となります。
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